コラム No.7
洋服の生地に使われる素材や繊維の種類について

洋服の生地に使われる素材や繊維の種類について

オリジナルTシャツプリント・Tシャツプリント作成のプリズマでは、マテリアルやスタイルごとにカテゴライズしたアイテムを豊富に取り揃えております。素材や繊維の種類ごとに着心地のよさや機能性などが変わってくるため、オリジナルウェアを作成するにあたり、それぞれの特徴を押さえておくことはアイテム選びをする際に大いに役立ちます。
ここでは、洋服の生地に使用される素材・繊維の種類や特徴、オリジナルTシャツプリント作りに適した3つの素材について詳しく紹介します。

素材・繊維の種類について

Tシャツをはじめとする洋服に使われる繊維の種類は、「天然繊維」と「化学繊維」の2種類です。

天然繊維

天然繊維は、人工的ではなく、天然素材から作られた繊維です。天然繊維は「植物繊維」と「動物繊維」の2種類に分類され、化学繊維よりも肌触りに優れ、高い吸水性や摩擦に強いことが主な特徴です
・植物繊維
植物繊維は、植物からとれる天然繊維のことです。洋服の生地に使われる繊維のうち、代表的なものに「綿」と「麻」があります。いずれの植物繊維も、繊維質が豊富な植物の茎や葉から繊維を採取して、しっかり乾燥させてから糸を紡ぎます。
・動物繊維
動物繊維は、植物繊維と同じく、科学的な加工がされていない天然繊維です。洋服の生地に使われる繊維のうち、代表的なものに、カイコから採取した繊維で作られた「シルク(絹)」をはじめ、羊毛で作られた「ウール」、カシミアヤギの毛で作られた「カシミヤ」などがあり、その他にもアルパカやアンゴラ、ラクダなどの動物の毛をもとに作られます。動物繊維は、高い保湿性や保温性を持つという特徴があることから、冬の防寒着をはじめ、寝具など、あらゆる用途で使われています。

化学繊維

化学繊維は、人工的に作られた繊維です。化学繊維は、主に「合成繊維」「再生繊維」「半合成繊維」の3つの種類に分けられ、それぞれ主成分や形状などの違いにより、生地の風合いや着心地、性質などが異なります。
・合成繊維
合成繊維は、石油を主原料として作られた繊維です。合成繊維が使われる素材に、ポリエステルやナイロン、アクリル、ポリウレタンなどがあります。合成繊維の主な特徴は、強度があるためシワになりにくく型崩れしにくい・軽量・カビや害虫に強いことです。独特な肌触りが特徴の合成繊維は、天然繊維に比べ肌触りはやや劣り、静電気が発生しやいなどの特徴もあります。
・再生繊維
再生繊維は、木材などの繊維を化学的に繊維状に作り変えた繊維です。植物の他、ペットボトルを主原料としてものもあり、自然環境原料の中にはペットボトルからできているものもあり、環境にやさしい素材として期待されています。レーヨンやキュプラは洋服の生地で使われる代表的な再生繊維です。
・半合成繊維
半合成繊維は、天然の原料に化学物質を組み合わせて作られた繊維です。天然物質と化学物質それぞれの特質を持った繊維です。半合成繊維の中でも、アセテートやトリアセート、プロミックスは洋服の生地でよく使われます。半合成繊維は軽量で、適度の吸水性があります。アセテートは強度が低いため、熱や摩擦に弱い一方で、シルクのようなしなやかさや光沢があります。

天然繊維の種類や特徴について

天然繊維の種類や特徴について

綿/コットン

洋服の生地に最も多く使われる定番の天然繊維といえば、植物繊維の「綿」です。肌触りの良さが特徴の綿は、Tシャツをはじめ、シャツやトレーナー、デニム、セーター、他にも肌着やインナーにも幅広く使用されています。優れた吸水性により洗濯をするとシワになり、縮むことがありますが、耐熱に優れた丈夫な性質を持つことからアイロンの熱を直接当てられます。

麻/リネン

綿と同じく、天然繊維を代表する生地が「麻」です。通気性と清涼感に優れている麻は、春夏物のシャツやワンピースなどに多く用いられます。吸湿性が高く水分を吸い込みやすい一方、速乾性に優れているので吸収した水分が発散されやすく、夏場も涼しく過ごすことができます。肌触りは少しザラザラしています。綿同様、水洗いをするとシワや縮みがあるので型を整えた上で乾かします。

天然繊維のうち、羊毛をはじめとする動物の毛を主原料として作られた動物繊維です。動物繊維のうち、最も多いのが羊の毛で作られたウールで、他にも、カシミヤやアルパカ・アンゴラ・キャメルなどの動物繊維を使って作られた素材もあります。洋服に使用される毛は、吸湿性や保湿性、そして弾力性に優れています。綿や麻に比べ、シワになりにくいという特徴もあります。また、保温性に非常に優れているため冬物のセーターや毛包、帽子などに使用されています。動物繊維は水に弱いため、水洗いをすると縮みやすいので注意が必要です。

シルク/絹

シルクは、かいこの繭から採取する動物繊維です。高い保湿性や吸水性を持ち、シルクで作られた生地は風合いに光沢感があり、肌触りが非常に良いことが魅力です。摩擦に弱く、変色しやすい性質がありますが、軽量なので夏場はもちろん、高い保温性で冬も暖かく着こなせます。

化学繊維の種類や特徴について

化学繊維の種類や特徴についてまとめています。

ポリエステル

Tシャツの生地としても多く採用されている化学繊維といえば、石油を主原料として作られた「ポリエステル」です。合成繊維であるポリエステルは、強度の高い糸から作られるため、洗濯をしてもシワになりにくく、耐久性に優れ摩擦に強いといった特徴があります。軽量で丈夫なポリエステルは、速乾性が高いことからスポーツ用のTシャツやユニフォームの他、シャツやセーターなどの生地としても多く用いられています。

レーヨン

木材パルプを主原料とした再生繊維が「レーヨン」です。化学繊維は静電気が起きやすいものが多いですが、レーヨンは静電気が起きにくい特質を持つことから、洋服の裏地としても使われています。絹のような光沢のあるレーヨンは、ポリエステルや綿など、複数の素材と組み合わせて作られる混紡素材としても用いられています。

ナイロン

「ナイロン」は、ウィンタースポーツ用のウェアや冬物のジャケットなどによく使用される合成繊維です。石油を主原料とするナイロンは、強度が高く丈夫なことから耐久性に大変優れています。耐熱性や耐久性に富み、摩擦に強く、型くずれしにくい素材のため、衣類以外にもバッグなど幅広く使われています。

アクリル

ポリエステルやナイロンと同じく、石油などを主原料とする合成繊維です。天然繊維のウールのような質感で、保湿性に富むことから、セーターや靴下など様々な衣類に使われています。弾力性のあるアクリルは、型崩れしにくく、色あせもしにくい丈夫な素材です。

ポリウレタン

ゴムのように伸びる優れた弾力性が特徴の「ポリウレタン」は、石油などを主原料とする合成繊維です。ポリウレタンは伸縮性が高く、軽量で強度も優れていることから、ハイソックスやレギンス、タイツをはじめ、スポーツ用のウェアやインナーとしてもよく使われています。

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