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ワッペン(WAPPEN)

ワッペン(WAPPEN)

ワッペンは衣料品や雑貨にアクセントを付加する目的で使用しますが、似た言葉としてパッチ、エンブレム、アップリケがあります。これらの違いは実際には何なんでしょうか?

ワッペン(WAPPEN)とエンブレム(EMBLEM)

ワッペンという言葉の源流は英語ではなくドイツ語です。
WAPPENでも通じるとは思いますが英語では普通EMBLEMやPATCHと呼ばれています。PATCHについては後程述べます。
WAPPENやEMBLEMの意味は紋章です。英語やドイツ語の意味を解説することが目的ではありませんが元来の意味を知れば理解は深まると思います。私たちがワッペンと呼んでいるものは布製の紋章ですが車両についているメルセデス等の金属製の装飾、紋章もエンブレムです。

また紋章のデザイン自体を指すこともあります。ワッペンとエンブレムは同じ意味だということになりますが日本語としてはワッペンは布で作られたものを指し、エンブレムは金属製等の権威を表すための紋章を意味することが多い、といったところでしょうか。バッジ(BADGE)という言い方もあります。
EMBLEMに近い言葉ですが校章や軍での階級を表す記章の意味が強いといえます。

パッチ(PATCH)

ワッペンをパッチ(PATCH)と呼んでいる人は少ないと思いますがパッチワークという言葉はよく使われていると思います。英語の意味としてはEMBLEMよりPATCHのほうが日本で言うワッペンに近いと思います。PATCHの意味は名詞であて布やつぎあて、動詞としてはあて布をするといった意味で、布に限定されているイメージがあり、ワッペンの意味も含んだ言葉になります。実際にはPATCHには斑点やばんそうこうの意味もあります

アップリケ(APPLIQUE)

APPLIQUEという言葉はフランス語起源の言葉で台座となる布の上に異なる色や素材の布を取り付けることを意味します。私がアップリケと聞いてすぐに思い浮かべるのは、古い話で恐縮ですが岡林信康のスマッシュヒット「チューリップのアップリケ」です。

歌詞なので具体的にどういったアップリケなのかは想像するしかありませんが、フェルトをハサミでチューリップの形に切って服や袋物に縫い付けたものが思い浮かびます。ハワイアンキルトもキルティングという要素が付加されますがアップリケです。

中南米パナマの人気の布細工「モラ」もアップリケです。

パッチ同様アップリケも布限定の表現になりワッペンもアップリケの一種といえますが名詞アップリケがカバーするの範囲は広いと思います。

サマリー

日本語と外来語、カタカナ英語等の関係でまとめが難しいですが、ワッペンはワッペンでいいと思います。エンブレムやバッジ、パッチ、アップリケにもワッペンの意味はありますがあくまでそれは英語の単語の意味でカタカナ英語の意味とは少し異なります。そういう表現もあるということでいいと思います。ワッペンは刺繍で作成されることがほとんどですが昇華プリントを用いたフルカラーのワッペン等も作成可能ですので是非参照ください。