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用語、技術解説索引 - カ
籠染(カゴゾメ),タイダイ,絞り染,ムラ染め(TIE-DYE)

籠染(カゴゾメ),タイダイ,絞り染,ムラ染め(TIE-DYE)

タイダイはTIE-DYE(縛って染る)で日本では絞り染めと呼ばれる染に酷似しています。タイダイと絞り染は同じものなのでしょうか？

絞り染の起源

布を糸で縛ったうえで防染をおこない、特有のパターンを染め抜く絞り染めはインド、東南アジア、中国、日本には古くから存在しました。南米やアフリカにも高度な絞り染が発達しましたがヨーロッパには存在しなかったようです。絞り染の技法やデザインは地域によってことなり実に多彩です。これらはすべてオーセンティックでトラディショナルな伝統工芸というくくりになります。すべてが100％手作業で行われる絞り染は徐々に失われつつある貴重な文化です。

ヒッピーカルチャー

上段で見てきた絞り染とＴシャツの原色のサイケデリックなタイダイは共通する部分はあってもずいぶん雰囲気が異なります。伝統的な絞り染も英語で同様にTIE-DYEと呼んでいるのかどうか知識がありませんが、ヒッピームーブメントの中で誕生した新しい絞り染がいわゆるタイダイであるという風に見えます。ヒッピームーブメントとは1960年代後半にアメリカサンフランシスコを中心に若者の間で起こったカウンターカルチャーです。ロックミュージックと強く結びつき、ドラッグ、長髪、フレアパンツ、ロングスカート、ビーズネックレスが象徴的でファッションは全体にエスニックな雰囲気が好まれました。絞り染はもともとエスニックなものですのでそれを引き継ぐタイダイにもエスニックな雰囲気があります。当時ヒッピームーブメントの中心にいたロックバンド、グレートフルデッドも当時たくさんのタイダイシャツをリリースしています。下段に表示した３点はグレイトフルデッドのタイダイです。もう一点ヒッピームーブメントと切っても切れない関係にあるのがサイケデリックです。サイケデリックとはLSDに代表されるドラッグを摂取することによってもたらされる極彩色のイメージや幻覚のことをさします。サイケデリックは渦巻や曼荼羅状のイメージが典型的でこれもタイダイと通するものがあります。サイケデリックなイメージをTシャツに持ち込んだのが当時のタイダイだったという想像につながります。

弊社でご依頼可能なタイダイ

弊社でもタイダイによるオリジナルtシャツの受注を行っています。下段に数点サンプルを表示させていただきました。こちらは弊社でご発注が可能です。

No.0767

RARE

使用アイテム: SFT106
加工方法: タイダイ(絞り染め) 顔料プリント

参考単価

¥1,678 （税込み¥1,846）

No.0756

RARE

使用アイテム: SFT106
加工方法: タイダイ(絞り染め) 水性ラバー

参考単価

¥2,158 （税込み¥2,374）

No.0097

RARE

使用アイテム: SFT106
加工方法: タイダイ(絞り染め)

参考単価

¥1,508 （税込み¥1,659）

ムラ染(籠染）

タイダイとは少し異なりますが斑染(ムラゾメ）と呼ばれる手法があります。こちらも弊社でご発注が可能になります。ムラ染は籠染めとも呼ばれ実際にバスケットにTシャツを詰め込んで染色を行います。全体に斑っぽく染上がり、Tシャツを詰め込んで皺になった部分が白く残ります。籠染を違う色で2回染める籠染めの２浴も可能です。また一度無地染で全体を染めたうえで斑染を行い白場を残さないという手法も可能です。

No.0584