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シリコン(SILICON, SILICONE)

シリコンはポットライフが短く、非常に使いづらい材料です。厚膜製版で加工することの多い手法ですが、着色の手法、添加物の工夫、膜厚の調整等上手にハンドリングすると他のインクでは得られない独特の表情を見せてくれます。

SILICONとSILICONE

シリコンはSILICONと呼ばれたシリコーン(SILICONE)と呼ばれたりしますがSILIONとSILICONEの違いは何でしょうか?単純に説明するとSILICONは元素、SILICONEはシリコンを使用化合物ということになります。具体的にはシリコンオイル、シリコンゴム、シリコン樹脂等が該当します。以下Tシャツプリントに弊社が使用しているシリコンインクに付いて解説させていただきます。

シャツプリント用のシリコンインク

弊社がシリコンをTシャツに使用し始めた当初、Tシャツプリント用のシリコンというものは存在せず、モールディング用のシリコンをしていました(今も使用しています)。モールディング用のシリコンはポットライフが短く非常に加工しずらいインクです。着色方法ニはじまり、添加材の知識とノウハウが様々必要なこともありシリコンプリントニ対応できるプリント工場はそう多くないのが現実です。最近ではアメリカや韓国からシリコンベースのインクが登場しつつありますが、実態はプラスティゾルに酷似しており、現時点で弊社ではこれらを使用するメリットがわからない状態で、もう少し使い続けて何かメリットがわかればレポートを上げていきたいと思います。

生地に接着しないシリコン

数あるシリコン製品に撥水剤としてのシリコンやモールディング用のシリコンが存在します。これは他の物質が付着しないことから使用されています。これはすなわちシリコンを印刷しても生地にも接着しないことを意味します。ではどうしてTシャツにシリコンが使えるかというと、接着ではなく含浸(言葉が適切か自信がありませんが)という状態で生地に浸透して、生地内部で組織に絡む状態で硬貨しているのが理由です。これはまたすなわちナイロンタフタ等シリコンが浸透しない素材にはシリコンの印刷が行えまなことを意味します。

シリコンプリントの基本、厚膜着色プリント

シリコンの加工はほとんどが450μから460μの超厚膜版を用いて行います。シリコン樹脂自体は無色透明ですのでこれを顔料等の着色剤を用いて着色します。顔料プリント用の顔料とは色目、色数が異なり、顔料プリントほど色は自由になりませんが大体の色は再現可能です。白や白に近い淡い色のプリントも可能ですし隠蔽性も問題ありません。

ラメを混入したシリコン

シリコーン樹脂はは無色透明ですのでこれにラメを混入してのシリコン表現も可能です。シルクのラメ見本帳の色はすべて使用可能です。

蓄光顔料を混入したシリコン

蓄光顔料はノーマル版でプリントした状態では蓄光の量が少なすぎてごく短時間しか発光しません。超厚膜版に蓄光を混入する場合は蓄光顔料をより増量できますので強く、長く発行させることが可能になります。ただ、蓄光顔料の色はそのままでは何色といってよいのか困るような極淡い微妙なグリーンっぽい黄色乃ような色でインパクトがありません。このサンプルは蓄光原料に蛍光グリーンを加えることによって、発光していないときは蛍光グリーンに見えるように工夫をしています。