用語、技術解説索引-ピ

ピで始まる用語や技術の解説です

ピグメントダイ(顔料染め)

  • ほとんどの繊維の染色はいわゆる染料を用いて科学的に行われます。染料を代表するのもとして反応染料があげられます。反応染料以外にも酸性染料や分散染料、スレン染料等繊維の種類によって各種染料、染法を使用します。これに対して顔料染は一般的な染色とは異なり物理的に生地の表面に色素を固着させる染法です。具体的には樹脂を含む水溶液に顔料を分散させ、樹脂の力で生地の表面に付着させます。
  • 絵具やペンキ等にも使用されている顔料の発色は染料に比べるともともと悪く、特に顔料染に用いた場合は濃度がなかなか出ないのが現実ですが、このことこそが顔料染の魅力であり、製品状態で染められることとも相まって、中古感を醸し出します。顔料を固着させる樹脂は摩擦に弱く洗濯を繰り返す毎に徐々に剥離してゆきます。これに伴って染の色は段階的に色あせてゆきます。「着用していく間により雰囲気が出てくる」等の表現はこの現象をさしています。要するに劣化しやすいということですが、中古感を求める向きには効果的な手法です。