とにかく描き続けることが大事で、途中で辞めたらそこで終わりです

イラストレーターmomo irone

2016.07.20 WED

現代の人や言葉をテーマとしながら、繊細なタッチで女性をモチーフにしたイラストを描き続けているmomo ironeさん。今回は、イラストレーターになるまでの道のりや絵を描く際の心構え、さらには「現代っ子図鑑」についても話をうかがいました。

momoirone先生写真

--イラストレーターをめざしたきっかけを教えてください。

子どもの頃から絵を描くのが好きだったのですが、「絵を描く仕事」の存在を知ったのは小学生の頃。以来、小学生の頃からずっと美術部に入るなど、絵を描き続けてきました。
高校3年の時、親とも相談して大学ではなく専門学校に進学したのですが、この時にはすでに絵を描くことを仕事にしたいという想いがありました。

--では、入学後すぐにイラストレーターとしての活動が始まったんですか?

在学中に、自分にしか描けない絵を仕事にしているフリーのイラストレーターという存在を知り、この仕事で生きていきたいと思うようになりました。
でも、卒業したら就職するのが親との約束でした。なので在学中もずっと就職をめざしていましたし、就職するしか絵を仕事にする方法はないと思っていました。

--では、卒業後は就職されたんですか?

デザイン事務所に就職しました。でも、卒業制作展で画廊の方に「作品を販売しないか」とお誘いを受けました。
それ以来、平日はデザイン事務所で働き、休日は作品を描くようになりました。

ただ、デザイン事務所では朝まで仕事することも多く、休日は寝て終わる日もあって・・・。
二足のわらじ状態は半年ほど続いたのですが、この頃が肉体的にも精神的にも一番キツかったかもしれません。

--デザイン事務所を辞めてイラストレーターの仕事一本に絞ったきっかけは?

ホテルを会場にしたイベント「ART OSAKA」に参加した時に、初めて十数万円の値が付いた大きな絵が売れたんです。
初めて絵が売れる瞬間を体験して……。キャンバスと絵の具って原価数千円じゃないですか。そこに私が絵を描いただけで十何万円という値になり売れていく・・・寒気というか、ゾクゾク感というか、独特の感覚を生まれて初めて体感しました。

イラストレーターというより、画家の経験に近いですが、あの瞬間ですね、「プロでやるなら本気で取り組まないと」と思ったのは。

--最近は、さまざまなジャンルのお仕事に挑戦されているそうですね。

イラストレーターとして雑誌の挿絵や4コマ漫画の制作、文庫本の装画なども担当しました。あと、広告のポスターのビジュアルを描く広告系のお仕事も増えていますね。

人物の絵が多いのですが、写真などでは表現しづらい、人の内面的な部分を絵で表現することを意識しています。
これは絵と向き合いながら掘り下げていく作業になりますが、1mm違うと表情は一変しますから、何度も描き直します。

--やはり顔が一番重要ですか。

特に目が重要だと思っています。絶対に1回では済まなくて、瞳の色を変えたり、目尻を触ったりして何度も書き直します。
描く順番としては、輪郭や前髪などのフォルムをざっと描いてから、目や鼻を描いていくという順序ですね。

昔は目や鼻から描いていたんですが、この方が顔のバランスを取りやすいんです。将来的にはまた変わるかもしれません。

--制作環境について教えてください。

キャンバス地にアクリル絵の具で描くことが多いです。学生時代はずっと紙に描いていたので、初めてキャンバスに描いた時は全然乾かなくて苦労しました。
でも乾きにくい分、グラデーションを付けやすかったり、描き直しがしやすい。

油絵の具も2年ほど前から使っています。これからも手描きのスタイルは変わらないでしょうね。その方が私自身が楽しいので。

--今「現代っ子図鑑」の取り組みをされていますね。

私の絵は現代美術というジャンルに含まれるのですが、「現代美術ってなんだろう」と考えるうちに「草食系男子」「ロールキャベツ系男子」といった言葉に出会ったんです。
その時に「この言葉をキャラクターとして表現できたら面白いかも」と思いました。

今の時代を映す架空の人物像で、5~10年したら忘れ去られてしまう可能性が高いですよね。これって面白い、アートだ、と思ったのが最初です。

--クラウドファウンディングにも挑戦されましたね。

コスプレイヤーの皆さんとコラボして「現代っ子図鑑」の「コスプレアートブック」を作る資金をクラウドファウンディングで集めました。
私の絵と、レイヤーさんによってリアルに再現された写真を1冊の本にしようと制作しています。架空の人物像がより身近に感じられて面白いです。今ちょうど撮影中で、10月に完成予定です。
(クラウドファンディング詳細⇒http://mag.camp-fire.jp/14312/

--プリズマのサービスをご覧になっていかがですか?

全面総柄プリントのTシャツは面白そうです。総柄ってキャンバスとしては、とても面白そうでワクワクしますね。

--最後にプロのイラストレーターをめざす人にメッセージをお願いします。

とにかく描き続けることが大事で、途中で辞めたらそこで終わりです。どんな人でも続けていれば、必ずチャンスが到来します。そのチャンスをしっかり掴むことです。
もちろん待っているだけじゃなく、自分自身が楽しんで描いていることをより多くの人に伝えましょう。仕事は一人でできるものではありませんから、自分からアクションしてコミュニケーションをとることが良い巡り会いにつながると思います。

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今回インタビューさせていただきましたmomoirone先生が作成されたイラストを使用し、プリズマでプリントしたTシャツ Mサイズを5名様にプレゼントさせていただきます。

応募方法はプリズマのTwitterアカウントをフォローして、ツイートするだけ。どしどしご応募くださいませ。

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※プレゼント応募は終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

応募期間 2016年7月20日(水)~2016年7月26日(火)
賞品・当選者数 momoirone先生作成イラスト使用の特製Tシャツ Mサイズを5名様
応募方法

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②@prisma_creativeにツイートしてください。

抽選と発表 応募期間終了後に厳正な抽選を行い、当選ユーザー様に送付先情報等を確認するダイレクトメッセージをお送りします(取得した情報は本賞品送付用途以外には使用いたしません)。
なお、送付先は国内に限らせていただきます。発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。