「絵を描くことを仕事として取り組むならば、
絵を描く以外の部分が重要だと思います。」

漫画家・イラストレーターくらふと

2016.05.13 FRI

ブログ「ゆかい食堂」やぐるなび「ゆかい食堂おいしいごはん出張所」などでの食レポ漫画が人気の漫画家・イラストレーターのくらふとさん。今回は、人気の食レポ漫画が生まれるまでのプロセスやプロとして活動するための心構えなどについてお話をうかがいました。

くらふと先生写真

--漫画家をめざしたきっかけを教えてください。

子どもの頃から絵が好きで漫画を描いていましたが、2014年まではサラリーマンとして普通に働いていました。

同人誌の活動をしながら、サラリーマンの仕事と並行して雑誌などのイラストを描く仕事もやっていました。
ただ、その頃は小さなカットイラストがメインで、絵の仕事での収入はさほど多くなかったです。

--大きな分岐点になったのは、やはり『ゆかい食堂』ですか?

そうですね。2012年頃から自分のWebサイトやpixivで日記漫画を描き始めて、2013年の夏ぐらいから『ゆかい食堂』と名付けた食レポの漫画を集中してアップするようになりました。

それがぐるなびの担当者さんの目に止まってお声掛けいただいたのが大きな分岐点だったと思います。その頃、ちょうど自分の中でも「絵描きの仕事で勝負したい」という想いが強くなってきた時で……。

それでお声掛けいただいたのをきっかけに、サラリーマンの仕事を辞めて絵の仕事一本で勝負することにして今に至ります

--日々のお仕事の中で常に意識していることはありますか。

フリーランスとして漫画や絵を仕事にして生きていくのは、とても楽しいし充実しています。
その分、自分を律することができないとダメだと思うようになりました。

朝決まった時間に起きて、きちんとした食事を食べ、夜はきちんと寝る、徹夜はしない、といったことを自分の中で決めています。特にロケハンを兼ねた食べ歩きが、生活のリズムを整えてくれています。

--『ゆかい食堂』の記事が生活のリズムの一部なんですね。掲載されるお店はどうやって探していますか。

SNSや食べログ、特にTwitterで気になった店に行くことが多いですね。
それでも自分で実際に食べて、自信を持って美味しいと言える店だけを掲載しています。

『美味しいと自信を持って言える店だけを紹介する』という自分自身で決めたルールは守るように心がけています。友人に紹介できるかというのが基準の一つですね。

--どのようにして『ゆかい食堂』が生まれてくるのか教えてもらえますか。

店に行って、たいていは看板メニューを注文するようにしています。
注文の前後でお店の外観や内観をiPhoneで撮影し、料理が運ばれてきたら料理を撮影します。

常に漫画にしたときのことをイメージしながら見映えの良いアングルを探して撮るようにしています。
そして普通に食べます。食べてる時はメモも一切取らず、ひたすら食べますね。

--お店の情報や味を記憶しているんですか。

食べ終わったらできるだけ早く近所の喫茶店などに入ります。そこで覚えている限りの情報をメモしたり、大まかな全体構成やコマ割りを作ります。

このあたりは情報の鮮度というか印象が大事だと思っていて、できるだけすぐに形にするようにしていますね。時間が経ってから、自宅でこの作業をやったこともあるんですが上手くいかず、この方法になりました。

--『ゆかい食堂』を描く時はどんなことを意識していますか。

良い店って料理が美味しいというだけではありませんよね。
もちろん漫画の絵の主役は料理ですが、料理以外の情報も含めて、行った人にしかわからない細かい情報をきちんと伝えることを意識しています。

--どんな作画環境で『ゆかい食堂』を描いておられますか。

基本的に食べた後、喫茶店で簡単なネームを作るところまではアナログです。その後の下絵から作画、着色までのすべてをフルデジタルで仕上げています。

また、PhotoshopやSAIなどのツールのショートカットを割り当てたゲーミングパッドを使用しています。
納品までフルデジタルなので、ここ数年はお仕事でプリンターを使った記憶はほとんどないですね。

くらふと先生の作画環境

▲くらふと先生の作画環境

--ひとつの食レポ漫画を完成させるのにどのぐらいの時間が掛かりますか。

通常は2日ぐらいですが、ジャンル的には麺類が一番時間が掛かります。

完成までの時間は『ゆかい食堂』を描き始めた頃と変わっていません。
ただ、描き込む量は増えていて、食べものや店構えの絵の密度などが濃くなっています。

--絵を描くことを仕事にしようと頑張っている人にメッセージをお願いします。

プロの漫画家よりも絵が上手なアマチュアの人はたくさんいて、絵で表現する技術は高くて当たり前だと思った方がいいでしょう。
絵を描くことを仕事として取り組むならば、絵を描く以外の部分が重要だと思います。

発注側の立場から考えると、絵の個性はもちろんのこと、約束を守るとか返事をすぐに返すといった『通常のビジネスマナー』、それに加えて自己管理能力が必要かと。
また、SNSは便利ですが、高いリテラシーを持って運用することが大切だと思います。

--今後、チャレンジしてみたいジャンルのお仕事はありますか。

今は食レポ漫画のご依頼が多いですが、いつかはオリジナルストーリーの漫画を描きたいと思っています。
リアルタッチと柔らかいゆかいなイラストを両方扱えるのが自分の強みかと思います。

「お役所ごはん」などのようにインタビューやレポートなどを漫画にすることも得意です。夢を実現するために強みをしっかりと磨き続けたいですね。

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今回インタビューさせていただきましたくらふと先生が作成されたイラストを使用し、プリズマでプリントしたTシャツを各サイズ1名様にプレゼントさせていただきます。

応募方法はプリズマのTwitterアカウントをフォロしてー、欲しいサイズをツイートするだけ。どしどしご応募くださいませ。

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※プレゼント応募は終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

応募期間 2016年5月13日(金)~2016年5月19日(木)
賞品・当選者数 くらふと先生作成イラスト使用の特製TシャツSサイズ・Mサイズ・Lサイズ・XLサイズを各1名様
応募方法

①プリズマのアカウントをフォロー

②@prisma_creativeに「希望サイズ」をツイートしてください。

抽選と発表 応募期間終了後に厳正な抽選を行い、当選ユーザー様に送付先情報等を確認するダイレクトメッセージをお送りします(取得した情報は本賞品送付用途以外には使用いたしません)。
なお、送付先は国内に限らせていただきます。発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。

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