コラム No.6
生地の種類と代表的な編み方について

【ニット】生地の代表的な編み方

編み方の違いによって、生地は見た目や風合いの違いはもちろん、着用感や機能性が変わります。Tシャツをはじめとする衣類で使用されるニット(編み物)の代表的な編み方についてまとめています。編み方ごとの特徴や長所などを知り、着用シーンや用途に合った生地をお選びください。
▶天竺(てんじく)編み
Tシャツの生地で一般的に使用されている定番の生地が、天竺(てんじく)編みです。平編やメリヤス編とも呼ばれる天竺編みは、表の編み目が縦方向に並んでいることから、表と裏の区別がつきやすいのが特徴です。天竺編で編まれた生地は横方向へ伸縮する力が大きいため、多くのTシャツでこの編み方が採用されています。天竺編みで編まれた生地は軽量で、適度な通気性と耐久性があります。
▶鹿の子編み
鹿の子編みは、ポロシャツの生地で使用されている定番の生地です。生地の表面が凸凹していて肌に触れる面積が少ないため、スポーツウェアとしても採用されています。横方向への伸縮性は少ないですが、通気性や吸湿速乾性に優れていることから、暑い時期でもべたつかず、さらっと清涼感のある着心地が魅力です。
▶フライス編み
伸縮性に優れたTシャツ生地をお探しなら、フライス編みを使用した生地がおすすめです。ゴム編みやリブ編みとも呼ばれるフライス編は、横方向への伸縮性に優れていることから肌にフィットするタイプのTシャツやインナー、スポーツウェアにも利用されています。生地の表面に縦方向のはっきりとした筋が入っていて、表裏ともに編み目が同じなのが特徴です。高い伸縮性により体のラインに程よくフィットしますが、締め付けの心配がないので着心地が良さに定評があります。
▶スムース編み
インターロック編みとも呼ばれるスムース編みは、厚みが程よく、滑らかな肌触りが特徴の生地です。2つのゴム編みを裏合わせにすることで、表と裏の両面が表地に見えるような見た目になっています。伸縮性に優れたスムース編みは、編み目が詰まっているので横方向への伸びが少なく、型崩れしにくいことも特徴です。
▶ワッフル編
凸凹の編み目が特徴のワッフル編みは、高い伸縮性と保温性が特徴です。肌に直接触れる面積が少ないため、さらっとした肌触りと着心地で気温の低い時期におすすめです。
▶リバーシブルメッシュ
リバーシブル鹿の子とも呼ばれるリバーシブルメッシュは、片面は天竺編み、もう片面が変形組織のメッシュになっている生地です。通気性や吸水性速乾性に優れていることから、ドライTシャツの定番として多く使用されています。
▶ハニカムメッシュ
蜂の巣が名前の由来になっているハニカムメッシュは、凸凹の編み目が立体的になっているのが特徴です。生地は厚めですが、通気性や吸汗速乾性に優れているため、夏場の暑い日もさらっと爽快感のある肌触りと着心地が続きます。Tシャツやポロシャツの他、枕カバー(夏用)やマット、スリッパなどの製品にも使用されています。
▶裏毛編み
異なる糸を用いて編み上げる裏毛編みは、表は表糸を用いて天竺編みの編み目と同じ外観で、裏はパイル上に編み込むことでタオルのような質感になるのが特徴です。吸湿性や保温性に優れた裏毛編みは、スウェットパンツやパーカーなどに広く使われる編み方です。
▶裏起毛編み
裏毛編みで編み込んだ裏パイルを特殊な加工で起毛させる編み方を裏起毛編みといいます。太い糸を起毛させることで生地の表面がやわらかくなり、空気を多く含むことから保温性が高いことが特徴です。
▶ポリエステルメッシュ
ポリエステル100%のポリエステルメッシュにより編まれた生地は、優れた通気性が特徴です。生地は薄めで軽量なので、スポーツ用のウェアやユニフォーム、クラスTシャツや屋外イベント用としても人気です。生地の表面が凸凹した質感になるため、肌触りの良さも魅力です。
▶ダブルフェイスメッシュ
ダブルフェイスメッシュは、表がフラットで、裏がポリエステル100%メッシュの生地です。吸汗速乾に優れ、軽量で通気性に優れていることが特徴です。
▶ダブルフェイス
表はポリエステル、裏は綿というように、2種類の素材を編み込んだ生地をダブルフェイスといいます。ポリエステルと綿の組み合わせの場合、それぞれの特性が再現されるため、速乾性に優れた肌触りのよさを持った生地に仕上がります。

【布帛】生地の代表的な織り方

Tシャツの生地はニット(編み物)ですが、布帛にも多種多様な編み方が存在します。ここでは、布帛の用いられる代表的な織り方についてまとめています。
▶平織
平織は、タテ糸とヨコ糸それぞれ1本ずつを交差しながら作る織り方です。裏と表の区別がない平織は、糸の交差が多いことから耐久性に優れ、摩擦にも強いことが特徴です。
▶ツイル
綾織りとも呼ばれるツイルは、糸が交差する線が斜めに入っているのが特徴です。綾目が右上がりのものは双糸で作られ、左上がりのものは単糸で作られたものです。平織よりもさらに厚みや張りのある生地に仕上がります。
▶サテン
朱子織と呼ばれるサテンは、タテ糸、またはヨコ糸のどちらか一方が表に出ていて、平滑で美しい光沢を放ちます。厚みのある生地ですが、質感はとても柔らかいのが特徴です。

生地の厚みを左右する糸番手

最後に、生地の厚みや重さを左右する「糸番手」について紹介します。オリジナルTシャツプリントの製作で使用する生地を選ぶときは、生地の種類や編み方の他、糸番手の表記を見ることも大切なポイントです。

糸番手とは?

糸番手は、生地を編むときに使う糸の太さを表す表記です。Tシャツの商品ページに「18/_天竺」、「30/_天竺」といった表記がありますが、この数字が糸の太さを指します。糸番手は1番手から40番手まであり、数値が大きいほど1本の糸は細く、軽量になります。
「30/_天竺」や「20s天竺」のように、数値のあとに表示されている「/」や「s」はシングル(単糸、たんし)を意味し、「/2」の表示は2本の糸を合わせて1本の糸にした双糸(そうし)を意味します。

今回紹介したように、一口にTシャツといっても使われている生地によって種類や編み方がそれぞれ異なります。生地の種類や編み方によって、Tシャツ生地の風合いや着心地、機能性などが大きく変わってくるので、オリジナルTシャツプリント製作する目的や用途、着用シーンなどに合わせて最適な生地をお選びください。
はじめてオリジナルTシャツを製作するにあたり、「快適に過ごせる着心地の良いTシャツを作りたいけど、どの生地を選んだら良いのか分からない…」という時は、今回紹介した内容を参考にしていただき、質問や疑問点があればいつでもお気軽に弊社までお問い合わせください。
オリジナルTシャツ・Tシャツプリントのプリズマでは、Tシャツアイテムからプリントするデザイン、プリントの手法、インクの種類まで自由にお選びいただける完全オーダーメイドのTシャツをお作りいただけます。生地の風合いや質感などを確認していただけるように、ハギレのサンプル資料を無料で提供しておりますので、ご希望される方は無料サンプル請求フォームよりご請求ください。

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